空気清浄の基準

「PM2.5対策」の意味

 

CADR

 

 PM2.5 対応と言われている空気清浄機はいくつかありますが、日本ではその基準が明確になっていません。メーカー各自が測定した値を勝手に標榜しています。いわゆる自社製品との比較というものです。

 

 対して、世界では米国家電製品協会(AHAM)が CADR という基準をかかげ、それを認証する動きがあります。

 

 CADR とは clean air delivery rate の略で、クリーンエア供給率 と訳されます。メーカー各自の自己申告ではない点が信頼性のおける理由です。

 

 アメリカ以外に、ドイツ、フランス、スペイン、中国、シンガポール、フィリピンの各国で、空気清浄機を比較・選定するための基準とされています。

 

 「タバコ煙」「粉塵」「花粉」の3種類の汚染物質について調べられます。

 

 CADRの値が高いほど、速やかに空気を浄化する能力が高いということになります。

 

 日本のメーカーでも CADR 基準を採用したり、あるいはメーカー共通の評価基準を選定しようという動きがあります。